5/11(月)QC手法研修(応用編)を開催しました。
5/11(月)に、元豊前東芝エレクトロニクス株式会社で、現在は自動車メーカーにお勤めの則尾 新一アドバイザーをお招きし、Excelを活用したQC手法の深い学びを提供いただきました。ご参加いただいた会員企業5社14名の皆様、お疲れさまでした!
なぜ応用編を早期開催したのか?
今回の「QC手法研修(応用編)」は、本年度最初のセミナーとして企画しました。実は、昨年度下期に開催した応用編が定員を超えるお申し込みをいただき、残念ながら受講いただけなかった方がいらっしゃいました。そこで、皆様からの強いご要望にお応えするため、今回は早めに開催することに決定いたしました。
本研修では、QC手法の中でも特にExcelと相性の良い「パレート図」「グラフ」「ヒストグラム」「散布図」「管理図」といったデータ分析の基本ツールを、Excelを使って効率的に作成する方法を習得しました。実務に直結する内容で、参加者の皆様も熱心に取り組んでいらっしゃいました。
「箱ひげ図」の苦手意識を克服!
昨年度の研修で「箱ひげ図」の理解が難しかったというお声を多くいただいておりました。そこで、今回は則尾先生に時間をかけて丁寧に解説していただいた結果、ほとんどの受講者が「理解できた!」と実感できたようです。
直観的にデータの分布状態を把握できる「箱ひげ図」は、品質管理だけでなく、様々なデータ分析に非常に有効なツールです。ぜひ、皆様の業務に積極的に活用してみてください!
さて、ここで皆様にクイズです!この箱ひげ図から何がわかる?
この図は、中津市の3年分の風速と風向を箱ひげ図にしたものです。
この箱ひげ図から、どのようなことが読み取れるでしょうか?ぜひ考えてみてくださいね。
(参考回答例は、記事の最後に記載しています。)
知ってる?Excelの隠れた便利機能「スパークライン」!
今回は、則尾先生にご提供いただいた演習の中から、Excelの便利な機能「スパークライン」についてご紹介します。
スパークラインとは、セル内に小さなグラフを表示する機能です。複数の数値の変化を視覚的に素早く把握できるため、データの傾向を瞬時に捉えたいときに非常に役立ちます。
スパークラインの主な特徴・サイズ: 1つのセル内に収まる非常に小さなグラフ
・グラフタイプ: 折れ線グラフ、棒グラフ、勝敗グラフの3種類
・用途: 売上推移、気温変化、成績の上下など、時系列データの傾向表示に最適
・使用例:例えば、3年分の気温データをただ羅列するよりも、スパークラインで表示することで、気温が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのか、それとも変化がないのかが一目瞭然になります。また、データ量が多い場合でも、スパークラインを見れば異常値(突出した値)をすぐに発見できるため、データチェックの効率も格段に上がります。
皆さんも、Excelの様々な便利機能を活用し、会社の同僚と情報を共有しながら、互いにスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか?
<クイズの参考回答例>:箱ひげ図から読み取れる中津市の風向風速の特徴
風速の全体的な傾向:ほとんどの風向で、平均風速は2.0m/sから3.0m/sの間に集中している傾向が見られます。
中央値(箱の中の「X」)を見ると、多くの風向で2m/s台後半から3m/s台前半となっています。
風速が比較的速い風向:
西と西北西の風速が他の風向に比べて高い傾向にあります。特に「西」の風は中央値が3.5m/s前後と最も高く、箱の範囲(データの50%が集中する範囲)も比較的高速側にあります。
これらの風向では、最大風速も高く、7.0m/sや8.0m/sに近い値が見られます。東北東では、それを超える外れ値(〇で示されている点)も見られます。
風速が比較的穏やかな風向:
西南西、南西、南南西、北東、北北東、南、南南東の風は、中央値が比較的低く、箱の範囲も低風速側に集中しています。特に「南」と「南南東」は中央値が2.0m/sを大きく下回る、最も穏やかな傾向です。これらの風向では、最大風速も比較的低く、外れ値も少ないか、低い値で観測されています。
風速のばらつき(変動幅):
西、西北西、北西、北北西、東北東、南東、北などの風向は、箱の高さ(四分位範囲)が比較的大きく、ひげ(データの大部分が含まれる範囲)も長いため、風速のばらつきが大きいことが示唆されます。特に「西北西」はひげの上限が8.0m/s近くまで伸びており、風速の変動が大きいことがわかります。
一方で、南や南南東などは箱の高さもひげの長さも短く、風速が比較的安定していると言えます。
外れ値の存在:
いくつかの風向、特に西南西、南西、南南西、北北西、東北東、東南東、北東、南東、北北東、南南東では、箱ひげ図のひげの外に「〇」で示された外れ値が見られます。これは、通常よりも非常に強い風が観測されたことを意味します。特に「東北東」の8.0m/sを超える外れ値は注目に値します。
まとめると、中津市では西寄りの風(特に西や西北西)が比較的強く、風速の変動も大きい傾向にあり、南寄りの風は比較的穏やかで安定していると言えます。
以上



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