9/5(金)「データを活用した問題解決力向上セミナー」を開催しました。

9月5日(金)、則尾新一アドバイザー(元・豊前東芝エレクトロニクス株式会社/現・自動車メーカー勤務)を講師にお迎えし、**「データを活用した問題解決力向上セミナー」**を開催しました。今回は、会員企業2社から5名の方にご参加いただきました。

<内容>

1.セミナーの目的

今回のセミナーでは、仕事の中で起こる「なぜうまくいかないのか?」をデータで見える化し、問題を整理して解決する力を養うことを目的としました。特に以下の3点を大切にしました。

・仕事の流れを明確にする
自分たちの業務がどう繋がっているかを理解し、全体像を意識する。

・事実をデータで確認する
思い込みではなく、実際のデータを集め、同じ現状認識を持つ。

・問題解決のステップを学ぶ
正しい手順を知ることで、より効果的に問題を解決できるようになる。

2.セミナーの内容

昨年は「紙飛行機を手で投げて飛ばす」演習を行いましたが、今年はさらに発展させ、発射装置を使って飛ばす演習に挑戦しました。

具体的には以下の流れで進めました。

 1)発射装置を作る


2)紙飛行機を作る(安定して飛ぶ形はどんなものか?)



3)実際に飛ばす・測定する・記録する
・同じ設計条件のはずなのに、飛んだり飛ばなかったりする…なぜ?

4)データを分析する
・飛距離やばらつきをグラフ化し、安定して飛ぶ「最適条件」を探す。

5)再現性を確認する
 ・見つけた条件で本当に安定して飛ぶか、全員で確かめる。

3.セミナーを終えて
今回の演習では、**「発射装置」「紙飛行機の形」「飛ばし方」**といったさまざまな条件が、飛距離や安定性にどう影響するのかを、データを使って明らかにしました。
特に印象的だったのは、あるチームが作ったユニークな機体です。翼を二段に折り曲げ、微妙な角度をつけたデザインで、まるでステルス戦闘機のような姿。講師からも「こんな形の紙飛行機は初めて見た」と驚きの声が上がりました。
今回のセミナーを通じて学んだのは、**「創意工夫」と「データ分析」**の両方が大切だということです。この2つを磨くことで、問題解決力が高まり、結果として企業の成果にもつながります。QC企業会では、今後もこうした力を持つ人財の育成を支援してまいります。

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大分県立工科短期大学校 
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