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7/25(金)ヒューマンエラー対策セミナーを開催しました。

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  7月25日(金)に、椎屋現場経営コンサルティングの椎屋幸雄アドバイザーをお招きし、「ヒューマンエラー対策セミナー」を開催しました。会員企業7社より、計19名の皆様にご参加いただきました。 会員企業への事前アンケートによると、「ヒューマンエラー対策セミナー(研修)」は、最も開催希望の多かったテーマでした。 機械化・自働化が進んだ現在でも、人が介在しないモノづくりは存在しません。椎屋先生の講義では「人間は間違いをおかす動物である」との説明がありました。 皆様の会社で不具合が発生し、その対策を検討する際、「教育や指導を行う」という方法に頼ってはいませんか?確かに教育・指導は最低限必要な対策ではありますが、ヒューマンエラーがなぜ発生したのかという根本原因を、関係者全員で一段高い視点から早期に考えることが重要です。 改善活動(KY活動、なぜなぜ分析、5Sなど)を活用し、ヒューマンエラーが懸念される作業には、エラーを防ぐ視点からの標準化が欠かせません。そして、作業を行う方には、その標準を遵守することを徹底していただく必要があります。 皆様が悩んで悩んで導き出した対策が現場に浸透することで、ヒューマンエラーの再発を一つでも多く防止できることを願っております。 一日、お疲れさまでした。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QC企業会 事務局  〒871-0006 大分県中津市大字東浜407番地27 TEL:0979-23-5500 FAX:0979-23-7001 HP: https://www.qc-circle.oita-it.ac.jp/ ブログ: https://qc-circle-oita.blogspot.com/ Email: qc-circle@oita-it.ac.jp =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

6/27(金)「QC手法研修(基礎編)」を開催しました。

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  6/27(金)に、則尾 新一アドバイザー(元豊前東芝エレクトロニクス株式会社/現自動車メーカー)をお招きして、「QC手法研修(基礎編)」を開催し、会員企業7社17名の方にご参加いただきました。 QC手法に関しましては、昨年までの、前田アドバイザーのQC七つ道具の名物講義を受講された方も多かったと思いますが、今年度、則尾アドバイザーにQC手法の基礎部分の研修をお願いしました。 講義は、まずは、QCの考え方をしっかりと理解していただくところから開始。 QC7つ道具の 概要を 一通り理解してもらい、グラフ、パレート図、ヒストグラム、散布図の作成演習。大事なのは、きれいに描 くことで はなく、そこから何が読み取れるか。 則尾先生の講義では、色々なやり方は有るが、便利な道具はどんどん使う。結果を重視し、より効率的、効果的に仕事をすることに主眼を置かれ、昨今話題の生成AIについても紹介され、 同じ演習を生成AIにも回答してもらうなど も実演していただきました。 参加いただいた方は、所属、業務経験、業務内容など様々な方々でしたが、多くの受講者が「内容を理解できた」「業務に役立つ」と評価していただきました。特にパレート図やQC手法の基礎理解、演習の実践が好評でした。講師の説明や進行も概ね適切と受け止められています。一方で、一部に「実例をもっと取り入れてほしい」「進行がやや遅い」との意見もあり、今後は具体的事例の追加や時間配分の工夫により、更なる満足度向上が期待されます。 追記) 今回の、QC手法研修(基礎編)では、手書きでグラフを描きましたが、10/17(金)開催予定の(応用編)では、Excelを活用したQC手法を学びます。時代は、目まぐるしいスピードで変化しています。その変化に追従できるよう、最新の道具を使いこなして、効率的、効果的に業務に生かせるよう、自己研鑽 が必要だと思いますので 、次の研修も積極的に参加して 頂ければ幸いです 。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QC企業会 事務局  〒871-0006 大分県中津市大字東浜407番地27 TEL:0979...

5/22(木)「生産管理・物流」セミナー(座学編)を開催しました。

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  5月22日(木)、元ダイハツ工業(株)の田中順一アドバイザーをお招きし、「生産管理・物流」セミナー(座学編)を開催しました。会員企業12社、17名の方にご参加いただきました。 昨年度は半日の講義のみでしたが、今回は午後の演習(3時間)も含めた1日開催とし、より実践的な学びの場を提供しました。田中先生には、新たに演習を組み込んだカリキュラムを考案いただき、幅広い業種の方々にとって理解しやすい内容となるように弁当屋という「おいしい題材」を使って工夫していただきました。講義では物流と運搬の違いから、物の流れをどのように考え、そこに情報をどのように入れるかを、その「おいしい題材」を使った演習で、各参加者が具体的に考える機会を持つことができました。 参加者のアンケートでは、「聞き慣れない言葉もあり、理解するのに時間がかかった」「例題があってから条件を変える演習だと分かりやすい」などの声がありました。特に、初めてこのような形式で学習する方にとっては、どのように回答すべきか戸惑う場面もあったようです。一方で、「自社の工程に置き換えて考えることができた」「在庫の最大・最小の考え方を物流の視点から学べた」「安全在庫の適正について再考する良い機会になった」というように、実務につながる気づきも多く得られました。 講師の指導については、「とても分かりやすく噛み砕いて説明していただいた」「弁当屋の例を用いた説明が分かりやすかった」「口調も柔らかく、緊張せずに聞くことができた」といった、田中先生の個性を伺える記述もありました。 今回のセミナーを通じて、受講者には、日常管理や在庫適正化、物流の視点での生産計画について多くの学びが得られたのではないでしょうか。今後もより実践的で分かりやすい研修を提供できるよう、改善を重ねていきたいと考えています。今回参加できなかった皆さん、この「おいしい題材」に触れ、業務の適正化を図り、より効果的な改善活動につなげるためにも、次回の開催時にはぜひご参加ください! 今回、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分...

3/13(木)「統計的工程管理入門」セミナーを開催しました。

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  3月13日(木)、入部久志先生(大分県立工科短期大学校 講師)をお招きし、「統計的工程管理入門」セミナーを開催しました。 <カリキュラム> 1.統計的工程管理による製品品質の作り込み 2.シューハート管理図の概要 3.X-R管理図の作成手順  演習① 4.管理図の数理 5.管理図の見方 6.群分けについて 7.X-R管理図を用いたばらつきの分解  演習② 説明1.工程能力指数の計算例 説明2.工程能力指数について  総合演習 <セミナーの概要> 対象: 統計的工程管理(SPC: Statistical Process Control)について学びたい方。 内容: カリキュラムに沿って講義後に演習を行う形式で進められた本セミナーでは、統計を用いたデータ分析の基本を学びました。そのため、数学的な文言や式が含まれる内容もあり、十分に理解できなかった部分については、復習を通じて知識の補完をしていただければと思います。  製造現場のデジタル化が進む中で、製造プロセスのデータがシステムで処理され、それを「見るだけ」の人が増えている現状があります。しかし、基本を知らずに装置任せで異常を判断するのでは、本末転倒と言えるでしょう。ツールは使いこなすためのものであり、ITやDXがいくら進化しても、製造プロセスを向上させるためには、モノづくりの基本を理解することが重要です。  本セミナーを通じて、参加者の皆様が製品の信頼性を高め、顧客満足度を向上させるために統計的工程管理(SPC)を理解し活用できるようになり、モノづくり現場のリーダーとして活躍されることを心より願っております。 以上 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QCサークル活動支援企業会事務局  〒871-0006 大分県中津市大字東浜407番地27 TEL:0979-23-5500 FAX:0979-23-7001 HP: https://www.qc-circle.oita-it.ac.jp/ ブログ: https://qc-circle-oita.blogspot.com/ Email: qc-circle@...

3/1(土)「マネージメント&コミュニケーション研修」を開催しました。

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  3/1(土)に、則尾 新一アドバイザー(元豊前東芝エレクトロニクス株式会社/現自動車メーカー)をお招きして、「マネージメント&コミュニケーション研修」を開催し、会員企業8社14名の方にご参加いただきました。 今回のセミナーは、今年度より新たなセミナー分野として、ビジネススキル、マネジメント養成分野として企画したものです。QC企業会会員企業の成長と発展のために、企業の人財育成の観点でマネジメント層が個人のスキルを伸ばす(磨く)機会の提供になるよう今後も取り組んでゆきたいと思います。 工科短大の情報処理室にて、分析ツールの紹介や生成AIの活用方法などの講義を交え、グループワークを中心に以下の内容で進められました。 ・管理職の役割:各人が考える管理職の「役割」をグループ内で共有し整理し重要事項を特定 ・困りごとの整理:役割に対する「困りごと」をグループ内で共有し整理し重要事項を特定 ・役割と困りごとの全体共有:各グループ発表 ・推定原因の議論:困りごとの根本原因をグループ討議 ・対応内容の議論:対応方法のアイデア出しと行動宣言 ・推定原因と対応内容の全体共有:各グループ発表 1日かけての講義演習により、他の企業の方を交えたグループ演習を通じて、皆さんがマネジメントとして同じ悩みを持っていることを共有し、課題認識を深めました。また、問題解決のために生成AIの活用や必要な思考手順を実感されたのではないでしょうか。特に、企業文化の異なるグループメンバーで同じ課題を深掘りする経験は、初対面のメンバーとの意見交換による緊張と集中で思考力を鍛える良い機会になったと思います。この思考手順を会社に持ち帰り、課題解決に取り組んでください。課題テーマは受講者自身で決めていく形になりますので、会員企業の皆さんが抱えている課題の解決への糸口を見つけるために、このタイプのセミナーを今後も企画してゆきたいと思います。会員の皆様にはぜひ利用いただき、QC企業会会員企業の業績向上につなげていただければと思います。 以上 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QCサークル活動支援企業会事務局 ...

2/21(金)「IE手法を学ぶ/作業管理技術の考え方・進め方」を開催しました。

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  2月21日(金)、椎屋幸雄アドバイザー(椎屋現場経営コンサルティング)をお招きし、「IE手法を学ぶ/作業管理技術の考え方・進め方」セミナーを開催しました。会員企業8社、16名の皆様にご参加いただきました。 製造業においては、品質、コスト、納期が安定したモノづくりが求められます。受講された皆様は会社内での役割に応じて日々「仕事」をされていることと思います。その「仕事」の仕方が収益力、競争力を生むため、QC企業会では会員企業の皆様が「仕方」を創る力をつけていただくためにセミナーを実施しています。 今回は椎屋先生に、生産現場の工程・作業・動作を分析し、生産管理を最適化するIE手法についてご講義いただきました。IE(Industrial Engineering)には様々な手法がありますが、1日の限られた時間の中で以下の手法に焦点を当てました: ・工程分析(モノと情報の流れ分析) ・要素作業分析(要素作業単位の動作を分析) ・稼働分析M/Cチャート(人と機械の分析と組み合わせ) 参加者の皆様は、ある作業現場の様子を撮影したビデオを視聴し、グループ演習を交えながらこれらの手法を体得しました。会社に戻った際、ストップウォッチを片手に作業分析を行う自分を想像できたのではないでしょうか。 約7年前のQC企業会のセミナーでは、IE手法について2日間にわたって実施していましたが、今回は1日で開催したため、内容が詰め込みすぎとなり、受講生から時間が足りないとの声もありました。時間配分などについては、講師と相談して改善してゆきたいと思います。 今回のセミナーに参加された皆様は、「現場の仕事」を定量的に測定・分析し、改善点を見つけ対策を講じる方法について学びました。また、アンケートではIE手法をもっと学びたいとの声もいただいておりますので、次年度に向けてさらに企画を検討していきたいと思います。 受講生の皆さん、お疲れ様でした。 以上 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QCサークル活動支援企業会事務局  〒871-0006 大分県中津市大字東浜407番地27 TEL:...

12/3(火)「(株)TF-METAL九州 工場見学交流会」を開催しました。

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12月3日(火)  (株)TF-METAL九州様(中津市大新田)にて工場見学交流会を開催し、QC企業会会員企業6社の皆様にご参加いただきました。 (株)TF-METAL九州 代表取締役社長の芦田様より出席者へご挨拶。従業員構成も変化してきて、工場運営も難しさが増しているが、コミュニケーション不足にならないよういろいろと工夫しながら経営されているお話をお聞かせいただきました。 (株)TF-METAL九州 業務課長の田中様より会社概要、製品概要のご説明。TF-METALグループとして、自動車用シートフレーム及び機構部品を国内複数の拠点で製造されていることをはじめ、月1回、監督者が従業員に「うどんサービス」をしていることや、環境に対する活動などもご紹介いただきました。 (株)TF-METAL九州 Qualityサークル様の「ネジの保証度UP」に関する改善事例のご報告。お客様に納品後、ネジがうまく締まらない現象を、QCストーリーを使い原因追及対策実施へとつなげた改善事例で、モノづくり現場で非常に参考になる事例のご紹介ありがとうございました。 工場見学に入り、まずは「安全道場」で、危険体験! QC企業会足立会長も感電体験に臨み、「ビリっ」ときて思わず手がっ・・・ あくまで体験なので、びっくりするレベルですが、知識だけでない取り組みは参考になります。 参加者の皆様、熱心に工程の説明に聞き入っていました。塗装工程では、通常塗装しない部分はマスキングをするのですが、それではコスト(手間)がかかる。そこで、内製した機械装置もご紹介いただき、コストダウン、品質向上の両面より日々努力活動されていることが感じ取られました。 最後に「工場の恵み」のご紹介。環境への取り組みとして、塗装前洗浄工程で発生する産業廃棄物(リン酸廃液)を肥料としてリサイクルする取り組みを推進されています。廃棄物を減らすために試行錯誤して『工場の恵み』が誕生したということですが、中国が輸出制限をするほどの物質であるリンに対し、国内でリンが調達できることは、環境だけにとどまらない大変素晴らしい取り組みだと思います。 今回、QC企業会工場見学交流会を受け入れいただきました(株)TF-METAL九州関係者の皆様には、生産活動でお忙しい中ご対応いただきましたこと、心より感謝申し上げます。 =-=-=-=-=-=-=-=-=...