投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

10/12(木)、21日(土)「QC7つ道具入門セミナー」を開催しました。

イメージ
10/12(木)および10/21(土)に、前田好秋アドバイザー(QCサークル九州支部相談役)をお招きして「QC7つ道具入門セミナー」を開催し、会員企業6社23名の皆様にご参加いただきました。 「QC7つ道具入門セミナー」では、  7つ道具を仕事で生かすため  を主眼に、皆さんが仕事で使っているデータの重要性に対する理解を認識いただいた上で、グラフ、パレート図などの演習を含めて前田アドバイザーにご講義いただきました。 🌸プログラム概要🌸 ・QCの本質、仕事の基本 ・手法の使い分け ・データに基づく問題解決力を高める ・演習(パレート図の極意) 前田先生のご講義で印象に残ったのは、「教科書で覚えた手法がテキスト課題ならできるのに、仕事で使おうとしたらうまくいかない」のは、「何のためにデータを取っているか、目的をはっきりさせていないから」だと。そして、その目的をはっきりさせたデータから解析することが重要であるということでした。受講生には、取得するデータの意味についての講義は、  目からうろこ  のような印象だったようです。 前田アドバイザーからは、受講生に「QC7つ道具エクセル便利シート」のプレゼントもあり、現場力を向上させることにつながっていくと思います。本当にありがとうございました。 受講生の皆様には、今後の仕事に生かせるよう、さらにレベルアップを図っていただき、生産性向上につなげていってください。お疲れ様でした。 <自己紹介> これまで、このブログを更新していた宮田が退職し、その後任としてQC企業会事務局を担当することになりました、武藤です。 私のQC経歴は、はるかかなた昔の30年ほど前の、製造部門にいた数年でしたが、その後営業職などQCに関係ないと勘違いしていた職種でも、いろいろな事象をどう捉えるか、QC的思考は問題解決に有効だったなと、久々にQCに触れて感じているところです。

9/30(土)「モノづくりセミナー」開催しました。

イメージ
  9/30(土)に、則尾新一アドバイザー(トヨタ自動車九州株式会社)をお招きして、「モノづくりセミナー」を開催し、会員企業3社10名の皆様にご参加いただきました。 『本当は楽しいモノづくり!チームでやればなおさら』を合言葉に、モノづくりに関する講義をいただき、粘土を活用したグループワークにも挑戦しました。 🌸プログラム🌸 ・モノづくり(QMS:品質管理システム) ・モノづくりに必要な組織と役割(人) ・モノづくりの要素(5ME) ・モノづくりの指標(KPI) ・ばらつきと可視化(QC7つ道具) ・問題解決思考(QCストーリー) 講義で学んだ後、グループに分かれて、5g(5g±1gは検査合格とする)の粘土を30個量産する方法を検討しました。どうすればばらつきなく30個作ることができるか、それぞれが知恵を出し合い、いろいろな道具を使い試行錯誤しながら挑戦しました。 次に、工程能力指数の向上を目指して、問題解決思考(QCストーリー)に則り、もう一度30個の粘土作りに挑戦しました。 参加者の皆様からは、「現場を管理する上で必要な知識を学べた」、「今後のQC活動に役立てたい」などの感想をいただき、大変有意義なセミナーとなりました。講義いただきました則尾アドバイザー、本当にありがとうございました。 そして、受講生の皆様、お疲れ様でした! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 大分県立工科短期大学校  ------------------------- 企業連携・交流室 大分県QCサークル活動支援企業会事務局  〒871-0006 大分県中津市大字東浜407番地27 TEL:0979-23-5500 FAX:0979-23-7001 HP: https://www.qc-circle.oita-it.ac.jp/ ブログ: https://qc-circle-oita.blogspot.com/ Email: qc-circle@oita-it.ac.jp =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

9/29(金)「なぜなぜ分析セミナー」開催しました。

イメージ
9/29(金)に、田子清貴アドバイザー(元日本規格協会専任講師)をお招きして、「なぜなぜ分析セミナー」を開催し、会員企業8社24名の皆様にご参加いただきました。 「なぜなぜ分析」とは、発生した問題の原因を探り、その原因に対して「なぜ?」を繰り返していくことで、根本的な原因を見つけ出す手法のこと。当日は分析の進め方のポイントや、要因の洗い出し、絞り込み、再発防止を実現するための対策を導き出す方法等について、田子アドバイザーに講義いただきました。 🌸講義内容🌸 ① 参加者の状況把握 なぜなぜ分析の進め方を知りたい、やったことあるけど途中でつじつまが合わなくなる、答えが先にありストーリーを後付けしている、対策しても再発する‥などなど、参加者の皆様に、まず自身の職場での状況を振り返っていただきました。 ② なぜなぜ分析活用の目的 なぜなぜ分析の目的は「実施可能な再発防止策を導き出すこと」。 再発防止とは‥同じ原因で二度と問題が起きないよう処置する。大切なのは、発生しにくくする、気づきやすくする、発生しても拡大させない正しい処置を施せる能力を身につけること。 ③ 実施前の準備 分析の前に必要なのは、事実を調査してありのままを整理すること。事実を的確に見極めるため、「現場」「現物」「現実」の三現主義に、「原理」「原則」を加えた「5ゲン主義」でデータ収集する。 「なぜなぜ分析」の合言葉は「6W2H」。事実をつかむデータ収集によって成否が決まる。 *6W=What、When、Who、Where、Why、Whom *2H=How、How much(many) ④ 演習・考察 「現象」や「なぜ」の表現として正しいものはどれか、具体的な文章例を用いて参加者の皆様と演習しました。事実を明確に表現しているか、曖昧な表現はないか、日頃からよく使いそうな文章ばかり‥誰が見ても正しく判断できるかどうかを意識して文章を書くことが大切であることを学びました。 ⑤ なぜなぜ分析の進め方 ・問題を整理して事実をつかむ ・「現象」や「なぜ」の文章は短く、簡潔に主語+動詞で表現 ・漏れがないか ・論理的に正しいか(逆から確認して「だから」でつながるか) ・再発防止策につながる原因が出てくるまで続ける ⑥ 人が関与するときの分析 ヒューマンエラーは再発するので、発生防止策、流出防止策...